ピアノと電子ピアノの違い 練習6ヶ月目で感じたこと

6ヶ月ぶりに2回めのピアノレッスンにいってきました。久しぶりに生ピアノで弾いみて、前回よりも電子ピアノとの違いを感じたので記録として残します。

前回のレッスンでは、「違いはあるが電子ピアノもそれほど悪くない」という印象でした。今回のレッスンでは、電子ピアノでは音の強弱(特に弱い音)を表現しにくいと感じました。これは、強弱で曲の表現を変える指導をしていただいた際に感じたことです。教室ではグランドピアノで指導していただいています。先生の模範演奏を聞いて、電子ピアノとは違う繊細なキ音の使い分けを聞いて、こんなに弱い音で弾けるんだと驚きました。

生ピアノと電子ピアノでは、大きな違いがひとつあります。生ピアノは、そ~っと、ゆっくり鍵盤を押し下げると音がでません。電子ピアノの場合は、同じように押し下げても音がでてしまうのです。ここは、アナログとデジタルの違いですね。

普段の練習で使っている電子ピアノKORG:LP-380の仕様を確認すると、次のように書いてあります。つまり、タッチの強さによる強弱は4段階ということらしいです。

アコースティック・ピアノに限りなく近い演奏フィーリングを実現するため、演奏の強弱に応じて4つのピアノ・サンプルを切り替え。繊細なタッチからダイナミックな演奏までリアルな音で応えます。

KORG:LP-380

購入の際には、4段階で十分だろうと考えて購入しました。ですが今回、先生の模範演奏を聞いて、少し物足りなさを感じてしまいました。他メーカーの上位機種だと、もっと生ピアノの近い表現ができるという話も聞きますので、機会があれば15~30万円ぐらいの上位機種を試してみたいです。そこそこ大きな買い物ですが、状態の良い中古を探すという手もありますし。

ピアノ教室に通い始めた人が、先生から「アップライトでいいから生ピアノを!」と勧められる話をよく聞きます。6ヶ月練習してみた結果、これはそのとおりだと感じています。

では、電子ピアノでの練習は、ピアノの練習にむかないのか?というと、そうでもありません。違いは確実にありますが、その違いを意識して練習していれば問題ないと思っています。

今回のピアノレッスン中に、曲の表情の付け方を指導していただきました。家の電子ピアノでは、なんとなく表情付けができていると感じていましたが、生ピアノで弾いてみると、最初は強弱のバランスが電子ピアノと違い戸惑いました。ところが、10分ほど指導していただいたら、生ピアノでも上手く強弱を意識しながら表情付けができました。もちろんビギナーレベルの話ですけどね。

つまり、電子ピアノでも音の強弱を意識しながら練習していれば、生ピアノを弾く際も十分対応できると感じました。鍵盤のタッチや重さが多少違うというのはあるのですが、それはピアノの個体差と考えていいのではないかと思います。

もちろん、練習のために電子ピアノと生ピアノ、どちらがいいか?と単純に聞かれれば、生ピアノと答えるでしょう。ですが、夜でも気兼ねなく弾けるメリットを考えれば、電子ピアノのほうが大人のピアノには向いています。難しく考えずに、ピアノ教室では生ピアノを弾き、家では電子ピアノで練習することにします。

My study

気兼ねなく練習できる環境  >  生ピアノと電子ピアノのタッチの違い